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国際教養コースの最新情報

岐阜大学地域科学部国際教養コース   2016年4月開設


 光もあれば影もある現代のグローバル化した社会では、リベラル・アーツ教育にもとづく幅広い教養的学識と、自文化ならびに異文化に関する理解力をそなえて社会の様々な課題を的確に把握し、その解決を展望する学識が求められます。

1.本コースの概要と目標

本コースでは、人文・社会及び自然科学の諸分野の学習を通して、幅広い教養的学識を身につけるとともに、日本人学生は外国留学などにより異文化に対する理解を深め、外国人留学生は日本語及び日本文化に対する一層の理解を深めて、グローバルな視点から、暮らしやすく平和で人間的・文化的な社会を展望する学識を養うことを目標とします。

2.カリキュラムの特徴

(1)地域科学部の既存コースと同様に、2年前学期までに多彩な授業科目を履修して幅広い学問的教養を身につけ、2年後学期からは学生各自の興味のある学問分野を少人数教育で専門的に学びます。

(2)日本人学生は、海外の学術交流協定大学に、原則として2年後学期から3年前学期の1年間留学することが必須です。留学先で取得した単位の全部または一部が卒業に必要な単位として認定され、標準の修業年限で卒業が可能です。また、外国語を用いた講義・演習により留学に必要な外国語運用能力を高めると同時に、さまざまな言語や文化に対する理解を深めます。

(3) 外国人留学生は、1年後学期から2年前学期の1年間、留学生センター開講の日本文化関係科目を優先して学びます。さらに、3年前学期の地域学実習では、インターンシップなどの社会活動への参加を通じて、日本社会の現状を実体験します。

(4) 本コースは「多文化理解・共生」型であり、様々な講義、演習及び実習では日本人学生と外国人留学生がともに学びます。

3. 留学について

(1)日本人学生の留学は、岐阜大学の学術交流協定大学、もしくは地域科学部の学術交流協定大学へ派遣される交換留学を想定しています。

(2)派遣先大学が岐阜大学(もしくは地域科学部)と授業料免除協定を結んでいる場合は、派遣先大学での授業料は免除されます。交換留学の期間が本学の前学期(4月~9月)または後学期(10月~3月)の全期間を越える場合、その学期分(1学期分)の授業料全額が免除される制度があります。

(3)渡航費など、留学費用の一部に関して補助があります(予定)。

4.想定される学生数

地域科学部のすべてのコースは、入学後の学生自身による選択制であり、各コースを選択する学生数は毎年変化します。既存の他コースと同様に、本コースにも定員はありませんが、各学術交流協定大学の受け入れ可能人数及びこれまでの留学実績などから、1学年あたり日本人学生・外国人留学生ともそれぞれ5名程度と想定されます。