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大学改革支援・学位授与機構「認証評価」(2019年度)の評価結果について

 大学改革支援・学位授与機構「認証評価」(2019年度)の評価結果 における指摘事項および対応について

 岐阜大学は、2019年度に大学改革支援・学位授与機構による大学機関別認証評価を受審し、地域科学部について「教育目的と履修の方針との関係が不明確となっており、教育課程の編成が体系性を有していない」という指摘を受けました。(地域科学部に係る「認証評価」の評価結果の詳細については、「認証評価【領域6】教育課程と学習成果に関する基準についての評価結果.pdf」をご覧ください。)これは主として、実施している教育課程の詳細な内容が、学生向けの履修案内冊子『履修の手引』に記載されているだけで、地域科学部規程において規定されていなかったという形式的な側面が問題とされたものです。諸般の事情により、適切な時期に学部規程の改定を実施できず今回の指摘に至りましたことは、本学部としても大変遺憾に思うところです。

 しかしながら、「認証評価」での指摘を受け、本学部は直ちに学部規程の改定を行い、教育課程の内容を適正に規定しました。また、この機会に地域政策学科と地域文化学科の授業科目を再編成し、従来の履修コースを履修の指針としての履修系統に改めるなど、カリキュラムの体系性をより明確にいたしました。なお、「認証評価」における他項目に関しては、すべて「基準を満たしている」と評価されており、教育内容自体については2019年度以前においても適切であったことが示されております。このように、本学部は「認証評価」の指摘事項に対して、すでに適切な対応を済ませておりますことをご報告いたします。

 地域科学部での学び方(カリキュラム)の特長は、一定の分野について深く学びつつ、同時に関連する分野も幅広く学べることにあります。また、一人ひとりの学生が何をどのように学んでいきたいのかに合わせることのできる少人数教育を行なっています。専門セミナーでは、教員と学生が近い距離において、そして、アットホームな雰囲気の中で話し合いながら、論理的、創造的に調査研究を進め、最終的に学生たちはその成果を卒業論文として結実させます。このようなカリキュラムにより、学生たちは多角的な見方を身に付けることができます。それは専門的な探究能力と併せて、社会や地域に出てからの知識や能力として活かされるものです。

 本学部は、今後とも地域に基盤を置きながら、社会科学、自然科学、人文科学などの学際的な学習の特色を活かした教育に努めて参ります。

 令和2年3月24日

 地域科学部長 富樫幸一