2012年度公開講座:戦争と平和を考える4

地域科学部の企画による岐阜大学公開講座「戦争と平和を考えるⅣ」を、9月15日、9月22日、9月29日、10月6日の4回にわたって開催しました。今年度も例年通りの時期に開講したこともあり、連続した土曜日の午後に開催しましたが、熱心な常連の方々をはじめ、多様な世代の参加もあり、本テーマに関する市民の関心の深さを感じられた。

本テーマは、第4回目ということもあり、今年度は、「明るい銃後のミュージカル映画」(内田勝:英文学)、「原爆映画は戦争の記憶の何をどう伝えてきたか?」(近藤真庸:教育学)、「31歳、フリーター、希望は戦争」(南出吉祥:青年教育学)、「戦うことと食べること」(中川一雄:英米文学)、「ホロコーストーその例外性から何を学ぶか」(三崎和志:現代哲学)という分野を、「戦時行政改革と明治憲法改正論」(山本公徳:行政学)、「憲法9条と原発―戦争につながる可能性」(近藤真:憲法)、「戦時統制と財政運営」(西村貢:財政学)という社会経済系の分野に加味して企画したところに特徴があった。

したがって、公開講座の会場では、映像や画像データを多彩に使いながらの講話という手法が取り入れられ、知識の伝達を主にした形式から、受講者自身が自分の体験や知識に照らし合わせながら対話方式で進められたことに特徴があった。

地域科学部は、文系を専門とする教員と理系を専門とする教員によって構成されており、対象を総合的に研究することを目指した学部であり、本公開講座もその特徴を反映して、多彩な講師陣が自分の専門分野に引き付けながら、現代的問題意識で、戦争期を問い直すものとなり、受講した参加者に好評であった。

(2012年度公開講座委員長:西村貢)


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