学部長挨拶

学び方の姿勢を得る


 大学で学ぶことは何でしょうか?その時代の最新の学問の達成を学ぶことはもちろんそのひとつです。しかし、4年間という比較的短い期間に学んだ最新の学問の達成が、卒業後の数十年間にわたって通用することは、あまり無いと思われます。学問の進歩は止まることはなく、ある時点での達成は急速に変化してしまうことが多いからです。では、何が重要なのかですが、常に学び続ける姿勢、様々な分野に幅広く関心を持つ姿勢、多くの人たちと協力する姿勢、自分が専門とする分野と他分野の関係を考える姿勢、など学び方に関する姿勢ではないかと思います。つまり、その時点の最新の学問の達成の学習は重要ですが、それよりもはるかに重要なのは、「学び方の姿勢」であると思います。

 地域科学部では、「学び方の姿勢」を得ることができます。地域科学部には、文科系から基礎的理科系までの多様な分野の専門研究者がいるからです。全員が各専門分野での研究成果を背景にして、様々な専門科目の講義、演習、実習、セミナーなど多様な教育を展開しています。学生達は、幅広い分野の専門科目を履修することで、自然に様々な分野に幅広く関心が持てるようになります。各種の演習、実習では多くの人たちと協力することになります。そして、二年生後学期から卒業時まで続く専門セミナーは少人数(一学年当たり最大4人の学生)を徹底しているため、各教員から専門分野の丁寧な手ほどきを受けることができます。また、このような地域科学部の教育を支えているのが、学部の事務部門であり、職員達は熱心に学生支援をしています。

 地域科学部は、「学び方の姿勢」という宝物がつまった箱です。FORESTを手に取り、ページを繰ることはそれへの接近です。さらに各種の専門科目や専門セミナーを実際に受講したり、あるいは個々の教員の研究室を訪問してみれば、学生達は箱の中から各自の宝物を見つけ出すことができるでしょう。また、色々と迷うことの大切さ、楽しさを知ることができるはずです。迷った上での決定も「学び方の姿勢」の一種です。

 こうした本学部の在り方に、卒業時アンケートでは80%を超える卒業生が大いに満足だと答えています。すでに具体的な問題意識を持っている人にも、そうでない人にも、地域科学部は、幅広い学問的観点をもって「学び方の姿勢」を提供しています。地域科学部とはそういう学部なのです。「学び方の姿勢」の宝物箱を開けてみてはいかがですか。


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