教員紹介 - 地域文化学科 - 地域構造講座

伊原 亮司(いはら りょうじ)

研究分野 社会学
教育・研究のキーワード 労働社会学:働き方、職場、経営、組織と技術、権力関係、意思決定、デザイン
専門セミナーの紹介 現代社会の諸現象を扱う。経営管理論や労働社会学を中心に学ぶが、それらの分野に限定されない。現代社会に固有な現象を一つ取り上げ、自ら調査・分析する。 そのための下準備として、社会学的なセンスを身につけ、社会学的なモノのとらえ方を習得することが求められる

伊原亮司セミナー(労働社会学)

私のセミナーでは、社会学を学んでいます。といっても、いきなり難しい理論や思想を学ぶのではなく、身の回りの事柄から問題関心を立ち上げ、社会全体の把握・分析へと研究を進めています。 研究の出発点は、各人の「些細な興味関心」であり、「素朴な疑問」です。'くだらないこと'として切り捨ててきたことにも今一度光をあて、'真っ当なこと'にも疑いの眼差しを向けます。 そうすると、世の中のあり方もまた違って見えてくるでしょう。そんなことを大まじめに実践しているセミナーです。


南出 吉祥(みなみで よしなり)

研究分野 教育学
教育・研究のキーワード 青年期の自立、若者論、自立支援、生活指導、教育福祉
専門セミナーの紹介 若者が社会のなかで生きていくうえで直面する諸問題に対し、さまざまな角度か ら光を当て、問いを共有しながら深めていく。自らの「ひっかかり」を社会的な問題へとつなげていくための力を、学生らとともに共同的に培えるような場づくりを心がけている。

南出吉祥セミナー(青年教育論)

南出の専門は「教育学」ですが、世間一般にイメージされがちな「人が人を教える」という狭い「教育」観にとどまらず、「人が社会の中で育ち、変容していくプロセス」そのものを対象に据えています。 そして「社会が人を育てる」という前提に立ちながら、「その社会を一緒になって作っていく」行為こそが教育だと考えています。

そんな視点をベースに置きながら、南出セミナーでは、「子ども・若者」をとりまくさまざまな問題、とりわけ「社会的な生きづらさ」を抱えた子ども・若者たちの実情に迫っています。 「フリーター」「ひきこもり」「貧困」「居場所」など、扱うトピックはいろいろ想定されますが、メンバー各自が抱く率直な思い・感覚を、「問い」へと深めていく作業を繰り返しています。

実際の様子としては、メンバーの関心をベースに、おおまかなテーマを立て、そのテーマに即したさまざまな実態や支援の様子、制度・政策のありようなどについて学んでいます。そして文献学習のみでなく、 実際の現場に足を運ぶことにより、身体を通して学んでくるということも重視しています。まだまだ試行錯誤の日々ですが、メンバーとともに変化し成長し続けるセミナーを目指してやっていきたいと思います。


加藤 公一(かとう こういち)

研究分野 歴史学
教育・研究のキーワード 現代史:戦争と平和、「冷戦」と革命、アジア太平洋国際関係史
専門セミナーの紹介 現代世界の諸問題の歴史的背景に関する理解を得ることを通じて、多文化・共生の現代社会に生きていく上で必要な教養と知識を身につけることを目的とします。担当教員の専門研究分野は1940年代の中国を舞台とした国際関係史です。