教員紹介 - 地域政策学科 - 地域環境講座
和佐田 裕昭(わさだ ひろあき)
研究分野 | 化学 |
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教育・研究のキーワード | 量子化学:電子状態理論,化学反応機構の解明と制御, 毒性予測ソフトウェアの開発 |
専門セミナーの紹介 | 分子内の電子の振舞いを研究する際に使用される理論のひとつである電子状態理論を化学現象に適用して、気相反応や溶液内反応など、自然界のさまざまな化学問題を理論的に扱う。そのための基礎としての数学、物理学についても学ぶ。 |
和佐田裕昭セミナー(化学)

一言でいうならば、化学とは電子の様子を探り、電子の振る舞いをあやつる手だてを考える分野です。この理由は分子エネルギーの内容を調べるとおそらく得心できることでしょう。
分子エネルギーの内容は、分子の並進エネルギー、回転エネルギーおよび振動エネルギーに加えて、分子に含まれる電子由来のエネルギー(電子エネルギー)から成っています。これらのうち、電子エネルギーは決定的な意味を持ちます。たとえば、水分子をB3LYP/6-31G(d)という方法で計算してみれば、その分子エネルギーと電子エネルギーのずれがほんの0.03%程度に過ぎないことがわかります。
つまり、分子の性質 - 化学現象のほとんど - この世が化学物質から構成されているという意味では、この世のほとんどを支配するのは実のところ電子であるとすらいえるかも知れません。ですから、何にもましてまずは電子の振る舞いを検討し、これを自由自在にあやつる手だてを確立したいなあとなるわけです。
私たちの研究室では、学生ならびに協力者とともに、電子状態理論を利用して電子の振る舞いを日夜探求しています。
應 江黔(YING Jiang Qian)
研究分野 | 情報工学 |
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教育・研究のキーワード | 情報処理、交通ネットワーク、公共交通システム |
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