社会活動演習

大学以外の社会における経験を通じて、社会に対する理解と実践的な能力を養うとともに、大学の内部における学習をさらに生かしていくためのものです。1年次前学期にガイダンスがあり、夏季休業等に数日の演習が行われます。

単位について

全員必修で1単位です。基本的に1年次に履修します。

2020年度実施プログラム

  • 裁判所・刑務所見学及びその成果発表
  • 知的障がい者の授産施設:第二いぶき
  • 市民ラジオ番組の制作&番組企画・出演
  • 地域における子どもの居場所づくり
  • 子どもの自然体験教室のサポーター
  • 岐阜市歴史博物館で作業する
  • 名古屋証券取引所とIRエキスポ

学生の声

2015年度入学 古田幹樹
social_furuta.JPG 「名古屋証券取引所とIRエキスポ」に参加しました。まず、名古屋証券取引所では、株の取引の流れや上場1部と2部の違い、セントレックスとは一体どのようものなのか、実際のお話しを聞くことでより深く理解することができました。それでも株価の予測や専門用語などわからないことがまだまだ多く、株は難しいとも思いました。お話しの中で、特に印象に残ったことは「株の取引をするには、日本の社会全体を見通す。できるなら世界全体に目を向ける必要がある」という言葉です。私はこの考え方は株だけでなく、大学での学習や社会人になる上でも大切なことだと思いました。
 次に、IRエキスポでは、会場に入る前まで「株のイベントなんかつまらないだろう」と勝手に思い込んでいました。ところが、自分の身近な製品に関わっている企業に出会え、様々な粗品や試供品まで頂き、新しい発見を楽しむことができました。ここからは私の勝手な予想ですが、中部鋼鈑という企業はバブルと上海万博・北京五輪の年に株価が最低株価から7倍に跳ね上がりました。そのため、東京五輪に向けてここの株を買いたいと思いました。
 私は株について友人と話し合うなんて大学に入学した時は想像もしていませんでしたが、期待以上に盛り上がり、驚きました。今回の社会活動演習は新しいことを知る良い機会になったと思います。ありがとうございました。
2014年度入学 水野利佳子
social_mizuno  私は、「子どもの自然体験教室をサポートする」に参加しました。子どもの自然体験教室は毎月2~3回ありますが、学生は最低5回、参加するということになっています。内容は、田植え体験や山登り、トンボの里 公園の整備などいろいろな活動があり、その中から自分の好きな活動を選んで参加できます。
 私がこの社会活動演習を通じて一番感じたことは、子供たちの成長の速さです。春から夏、秋、冬と子どもたちは大きく成長しますが、1回1回の活動においても、活動の初めと終わりで大きな違いがありました。上級生の子が下級生の子に積極的に声をかけて手助けする場面や最初はなれなかった作業も回数を重ねて上達していく姿は、身体的にも精神的にも成長していると感じました。
 私は田植え体験にも参加したのですが、田植え後、田んぼの中のミジンコやエビなどの生きもの探したり、その生き物を顕微鏡で観察したりするとき、子どもたちは夢中になっていました。そうした姿を見て、私も失いかけていた好奇心や挑戦心を思い出しました。そして、地域に根差した環境教育の重要性を実感しました。
2013年度入学 高崎佳奈さん
social_takasaki 子育て支援の企画段階では、子どもと元気に遊びたいと思い、体を動かすようなイベントの提案をしました。企画を立てた当初は本当に企画が成功するか不安でしたが、 同じグループの他の学生たちと何回もミーティングを開いて、どうすれば「遊び」の企画が上手くいくかを話し合い、準備を進めることが出来ました。
 当日は、予想以上の子どもたちが遊びに来てくれました。「クイズ」・「遊び」・「ダンス」企画それぞれを、自分の担当をうまく進めるだけでなく、 他の企画のためにも一人ひとりが動きました。子どもたちの中には、泣き出す子や拗ねてしまう子もいましたが、みんなであやしながら、最後のダンス発表まで成功させることが出来ました。 イベントの最後まで、全員が笑顔だったのが印象的で、この活動に参加して本当に良かったとおもいます。