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【ご報告】「高校生のための街なかオープンカレッジ2024 in 東美濃」を開催しました
10月20日(日),中津川市で「高校生のための街なかオープンカレッジ2024 in東美濃」を開催し,県内の高校2校から17名,岐阜大学の学生6名の参加がありました。今年度は「中心市街地まちづくりビジョンを考える」を主題とし,経営学,経済学,環境心理学,実践者等の視点を学び,フィールドワーク,ワークショップを通じて市の「まちづくりビジョン」を検証し,まちづくりなどのテーマについて,複数の専門家の見方を通じて,大学での学びを体感してもらいました。
午前の部では,中津川市ひと・まちテラスで, 中津川で起業しご活躍中のRIVERBED COFEE BREWER&ROASTERY 代表の原崚祐さんとSHARESオーナーの小坂祥生さんより「中津川で起業すること~まちの魅力を『つかって』未来を創造する~」という現場視点のお話を提供していただいた後,岐阜大学社会システム経営学環地域ラボ・中津川の水野輝彦特任准教授より「地方で創業することの意味」,岐阜大学地域科学部の合掌顕教授より「「まちをつかう」を環境心理学で考える」と、アカデミックな観点からの講義をしました。また,現役大学生(社会システム経営学環1年)松永アナさんから大学での学びとその面白さについて,さらに卒業生(地域科学部OG)児玉結菜さんより大学生活での学びと現在の仕事の紹介がありました。参加した高校生は興味深く,また,楽しく聞いてくれたようです。
午後の部では,実際に中津川市内のフィールドワークに繰り出し,様々な建物やその地域で起業している人々をたずねました。ふだんあまり気が付かないことを教えてもらったり,実際に街の人の声を聞いたりなどして,高校生たちはこれまでとは違う視点で「まち」や「ひと」を再発見することができたようです。
その後,参加者は3グループに分かれ,岐阜大学の教員,社会システム経営学環の学生とともにワークショップを行い,午前中の話から考えたことや「フィールドワーク」で気がついたことなどをグループ内で意見交換を行い,グループ毎の発表と大学教員・市役所職員らと活発な意見交換を通じ、考えを深めていきました。
参加者からは、「ゆっくり中津川市を歩くことはあまりなかったので,中津川市の街の実態を知ることができて良かった。」,「中津川が今どのような課題をもっているのかをこの目で確認することができて良い経験になった。」,「実際に起業した若い人の話を聞くことができて,とても興味深かった。」,「地元民でも深くは考えたことのないことについて考えることができてよかった。」,また,大学では「課外学習が多いということで,非常に楽しそうだと思いました。」等,大いに啓発されたことがうかがえる感想が寄せられました。
参加した高校生にとって,地域科学部および社会システム経営学環の2つの学部のまちづくりに関する取り組みの話を通じて、大学で地域を学ぶことの面白さに触れることができ,有意義で貴重な時間となったようです。