地域学実習

専門的な調査・研究の方法を身につけるために、3年次前学期に履修します。複数の教員が担当しますので それぞれの指示にしたがってください。

単位について

全員必修で2単位で、基本的に3年次前学期に履修します。

実習のねらい

地域社会ではさまざまな現 象が生じています。これらの現象を実証的に分析する際、扱う現象によって具体的な手法は異なるものの、調査の企画、仮説の構築、データ収集手法の検討、調査項目の決定、データ収集、データの集計・分析、データの検証・解釈・報告書の作成という一連の手順は、いかなる地域現象を扱う場合であれ、基本的には共 通しています。この授業ではこうした実証分析の基本的手順を、フィールド・ワークを通して身につけることを目的とします。

2019年度実施プログラム
  • 地域社会の企業・行政組織・NPOの参与観察―インターンシップを通して
  • 「景観マップ」の作成(第三弾)
  • 障害者雇用と福祉マネジメント
  • メディアコスモスと賑わい創出
  • 国際交流および多文化共生の現状について
  • 都市近郊における里山の現状を知り、その利用について地域活性化の視点で考えてみる
  • 議会改革について、いろいろ、あれこれ考えてみる
学生の声
2013年度入学 山田奈都美さん
field_yamada.JPG 地域学実習では、産業遺産について学習した後、実際に岐阜県に残存する産業遺産を訪れました。産業遺産とは、産業革命以降に導入された機械や革新技術など産業関連の遺産であり、日本の近代化を支えたものです。郡上市にある北濃駅の転車台は、蒸気機関車の前後方向転換に使用されたもので、ダムの工事用資材などの輸送、地元の学生の通学で活躍したそうです。このような産業遺産を訪れることで、産業遺産が日本の近代化や人々の生活にどのように貢献してきたのかを感じることができました。また、私はこの実習を通し、いくつかの地域における産業遺産を見ることで、その地域特有の産業や生活の歴史を学ぶことができ、歴史を伝える産業遺産の重要性を認識しました。この実習で産業遺産の保存・活用を通して近代日本の産業史・地域史を知ると同時に、地域活性化に繋げることも必要だと考えることができました。
2012年度入学 洞口涼さん
 地域学実習では、学生がテーマごとにグループに分かれ、 それぞれ対象とする地域を訪れます。私のグループでは、郡上のNPO法人である「メタセコイアの森の仲間たち」が主催する 子どもキャンプとどろんこバレーボール大会にスタッフとして参加させてもらいました。これは、郡上という地域を体験し、知ってもらう、また、魅力を感じて もらう活動です。都市と農村を比較したとき、経済的な価値の大きさとしては都市が圧倒的に上です。しかし、自然、文化、伝統、人など、農村にしかないものがあります。そ れを価値として、魅力のあるものとして見出し、まちおこしをしていくのがメタ森の活動だということを実習を通して学びました。また、地域学実習を通して、実際に地域に行き、自分の目で見て、考えること、そして、体験することでしかわからないことがあることを学ぶことができました。
2011年度入学 牧野友紀さん
 地域学実習では、学生がテーマごとにグループに分かれ、それぞれ対象とする地域を訪れます。事前に調査地域について学習し、実際にその地域で活動し、地域が抱える問題などを把握していきます。 私のグループでは「郊外住宅団地のむかしといま」というテーマで、岐阜市にある松籟団地をフィールドに調査を行いました。具体的には、住民の方に聞き取り調査やアンケート調査を実施し、 住民の方のライフヒストリーと松籟団地の歴史の創出過程を明らかにしていきました。実習を終え、調査結果をまとめた後、他大学も参加する社会調査インターカレッジ発表会に参加しました。私たちの発表に質疑応答や感想用紙で評価をもらい、また、他大学の発表を聞き、沢山の刺激をもらいました。地域学実習を通して、実際に地域にでて、自分の目で見ることや、人々の生の声を聞くことの大切さを学ぶことができました。
団地の集会所での聴き取り調査の様子

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