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2016年度公開講座 「岐阜の魅力から『地域再生』を考える」のご報告(郡上高校)

 地域科学部では毎年公開講座を開催しています。今年度は「岐阜の魅力から『地域再生』を考える」をテーマに、6月13日(月)に郡上高等学校において開催しました。9月24日(土)、25日(日)には柳戸校舎においても開催を予定しています。(詳細はこちら

 近年、地域再生を進めていくにあたって、「地域資源」が重要なキーワードとして注目を集めています。今回の講座では、憲法、哲学、地理学、行政学、経済学の視点から岐阜の地域資源を具体的に発掘し、岐阜の「地域再生」を考える手がかりを提供するよう努めました。講座の各内容は以下のとおりです。

  • 憲法から見た岐阜の宝  (近藤真:憲法)
  • 岐阜県の産業遺産  (稲生勝:科学哲学)
  • 郡上に還った、郡上で暮らす、若い人たちのコミュニティ  (富樫幸一:地理学)
  • 岐阜における住民参加の現状と課題  (山本公徳:行政学)
  • 岐阜の地場産業と「地域再生」-多治見市笠原のタイル産地を事例に-  (宇山翠:経済学)

公開講座は大変好評でした。以下はその声の一部です。

  • 憲法のことは、今まで授業でやったくらいで詳しく知らなかったので、知らないこともたくさんあったし新しいことがたくさん知れてよかったです。岐阜県の良さが知れて良かったです。
  • 地元に残っている産業遺産について、今まで知らなかったことを多く知ることができて興味深かったです。普段意識していなかったけれど、機会があれば訪れてみたいです。
  • 自分は郡上に住んでいるけれど、まだ郡上に住み続けたいと思っていなくて、都会に行ってみたいと思っています。だけど、将来的に郡上の良さを再確認できたらまた戻ってみたいと今日思いました。
  • 郡上市もその他の市町村も無投票選挙であったり、地方自治の危機が迫っていることが分かったので、自分達も関係ないとは言っていられないので、もう少し関心をもちたい。
  • 多治見でタイルをつくっていると知れただけでも今日講座を受けた価値がありました。また、笠原のタイルの地場産業も危機にあることを知ったので機会があればふれていきたいと思います。
  • 他の学部はなりたいもののために取り組むが、地域科学部は何をすればよいか、何をしたいのか、考えながら出来るところが面白いと思った。

 地域科学部は、理系の研究者も文系の研究者もいる学際的な学部です。
今回のテーマに限らず、今後も総合的・学際的に研究する学部として、研究・教育・社会貢献事業の実践に努めて参りたいと考えています。

(2016年度公開講座委員長:宇山 翠)

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